ホストクラブの象徴的な演出のひとつ「ラスソン（ラストソング）」。
しかし、2025年6月28日に施行された風営法改正以降、「ラスソンをやめた」というお店が増えてきています。
「ラスソンってもうできないの？」
「なぜホストクラブからラスソンがなくなっているの？」
この記事では、風営法改正の内容とラスソン廃止の背景をわかりやすく解説します。
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風営法改正（2025年6月28日）のポイント
2025年6月28日に施行された風営法改正では、ホストクラブを含む接客飲食業に対し、次のような行為が禁止されました。
- 女の子に対して煽るような文言や演出
例：「君がNo.1にしてあげて」「今日しかないよ」「もっと貢げ」など、金銭的な支出を煽る表現。 - 恋愛感情を利用した営業（色恋営業／本営）
「君だけ特別」「付き合っているのはあなただけ」などと錯覚させ、高額注文をさせる行為。 - 誤認を招く広告や看板表現
「No.1」「売上○億円」「唯一無二」など、実態とかけ離れた表現や誇張広告。 - 不安を与える言動や虚偽説明
「今日払えないとトラブルになる」「今すぐボトルを開けないと迷惑がかかる」など、罪悪感を利用する営業。
これらは「女性に不当にお金を使わせる」行為として規制対象になりました。
ラスソン廃止の背景
ラスソン自体が法律で直接禁止されたわけではありません。
しかし、ラスソンの場面では次のような問題が指摘されています。
- 売上競争の煽り合いにつながりやすい
- 「今夜ラスソンを取らせて」とお客さんに支払いを迫る営業が行われていた
- 煽り文言やプレッシャーを与える営業と結びつきやすい
そのため、多くの店舗が自主的にラスソンを廃止、または演出を簡略化する対応を取っています。
実際にどう変わったのか？
店舗によって対応は分かれています。
- ラスソンを完全に廃止した店舗
- ラスソンはなく音楽だけを流す店舗
つまり「ラスソンは絶対禁止」ではなく、規制に抵触しない範囲で残すかどうかは各店の判断になっています。
今後のホストクラブの演出は？
ラスソンが減った一方で、シャンパンコールなどの演出は残している店舗が多いです。
また、内装をより豪華にするなど、顧客が楽しめるよう試行錯誤を重ねる店舗もあります。
ホストクラブは「ラスソンがなくなった＝魅力が減った」わけではなく、むしろ新しい安全で華やかな演出に移行している段階と言えます。
まとめ
2025年6月28日の風営法改正で、ホストクラブの営業手法や演出に変更が加えられています。
「ホストクラブでラスソンを聴いてみたい！」と思っていた方は、今後は難しいかもしれませんが、ホストクラブの楽しみ方や演出に大きな変更は（現時点では）ないと思います。
今後は新しい楽しみ方/演出などが出てくるかもしれませんね。
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